DETAIL
フェイスモデルとして、多くのALDENファンにご愛用戴いているスペシャリティーオックスフォード。それがV-tipです。近年シェルコードバン不足と格闘しつつ昔ながらの製造方法にこだわるあまり中々思う様に生産が上がらない日々が続いています。ナトリヤでは何故このモデルをお薦めし続けているのかを解説しましょう。どっぷりとVチップの世界に浸って頂きたい。骨格には、モディファイドラストと呼ばれるオールデン独自の木型を採用したDウィズ仕様の木型を採用。吸い付くようなアーチサポートを持つモディファイドは、オールデン独自の足入れ感覚で、他社ブランドの追随を許さない素晴らしいフィーリングを提供します。まるでビスポークのような錯角を覚える人さえいるほど秀逸な出来栄。足入れの際のシュポッという空気音は、ピッタリフィットした際に靴の内部から吐き出される魅惑の音。態々この靴の為に靴べらを新調したくなる人もいるくらい堪らないサウンドを奏でます。
アッパーは、オールデンと蜜月関係が続いているホーウィン社の最高級シェルコードバンが奢られます。そのクオリティーはもちろんの事、履き込んでいった時のコードバン独特の光沢感と皺の入り具合は、この靴最大のお楽しみポイント。皮の鞣しと仕上げは昔ながらのやり方で、純天然植物タンニンで手作業による着色つや出し仕上げが行われており、全行程完了までに実に約5カ月もの歳月を要します。この製革に適しているのは、大型のフランス産役馬の臀部ですが、農作業の機械化のあおりを受けて、良質な農耕馬の数は年々減少しており、その生産も限られたものとなっています。今日では、純粋なコードバンの皮なめし技工はまさに「幻の技」と言えます。そのため制作量も限られたものとなってしまい後継者が育つのを期待しているところです。
Uチップの変型ともいえるVチップもオールデン独自の意匠で他社には無い魅力の一つとなっています。攻めたラストデザインに絶妙な抑揚を持たせながらスムーズに流れる面構成は、眺めているだけでも惚れ惚れしてしまうでしょう。スーツ対応はもちろんのこと、ガシュアルダウンしたセミドレスタイルにも思うがままにマッチします。そして、使い込まれたシェルコードバンは、一つとして同じ仕上がりにならないのも魅力。傷が入ったり色焼け具合が異なりそれが天然素材の味わい。磨き込まれたオールデンの馬革は、傷までもが美として成就してしまうほど高いポテンシャルを秘めた素材なのです。世界各国で作られるコードバンの中でもキングの座を譲らないのは、伝統を守りながらクオリティを維持し続けている証拠です。
これだけ趣味的に楽しめる要素を秘めながら、実用性にも長けた点が好評を得ているのだと感じます。たとえば、それは堅牢なグッドイヤーウェルトであったり、フットバランス社の樹脂製アーコヒールであったりします。使い込み、故障した場合でもリペアをして履き続ける喜びがこの靴には内在します。使い捨てなどという概念は当てはまらないのです。こうした大人ならではの道具としての楽しみ、趣味としての靴の楽しみ方を思う存分享受して頂く事のできる最高級オックスフォード、それが54321 V-tipです。
サイズ換算表 (●=在庫あり)
サイズ |
対応センチ |
5.0D |
23.0-完売 |
5.5D |
23.5-完売 |
6.0D |
24.0● |
6.5D |
24.5-完売 |
7.0D |
25.0-完売 |
7.5D |
25.5● |
8.0D |
26.0● |
8.5D |
26.5● |
9.0D |
27.0● |
9.5D |
27.5-完売 |
10.0D |
28.0-完売 |
10.5D |
28.5● |
11.0D |
29.0● |
●サイズ感 (スタッフの足入れ感)
長=普通
幅=普通
甲=普通
踵=普通
●コメント
モディファイドラスト・Dウィズ。USサイズ採りです。土踏まず部分のアーチサポートが素晴らしい。指回りは開放的です。一度味わうと忘れる事ができない履き心地の良さ。
自分で測れる足長の簡易計測方法
●主な素材 ホーウィン社コードバン
●内装素材 総本革張り
●底材材質 レザーソール
●中敷 本革
●靴紐 綿丸紐ロウ引き83cm
●アイレット 6穴
●底厚(コバ含) 前部 約10mm厚 後部約30mm厚
●重量or容量 約600g | サンプルsize7.0
●履口高さ (単位=cm) サンプルsizeで計測
カカト=約5.5cm
外くるぶし=約4cm
内くるぶし=約5.7cm
●製造国 アメリカ
●備考
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