GLENROYAL

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49,000円(税込53,900円)
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125,000円(税込137,500円)
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グレンロイヤルはスコットランドの中西部、エア・シャーに拠点を置くレザーグッズブランドです。1979年に創業され、スコットランドの国民性を表すかのような、繊細で堅牢なプロダクトをハンドメイドでつくり続けています。ブランド名のGLENはゲール語で「谷・渓谷」を表し、ROYALは「王室」の意。スコットランド国民のアイデンティティでもある、これらふたつの言葉を組み合わせブランドネームとしました。日本に初めて登場したのは1990年代初頭のこと。以来、現在に至るまでさまざまなプロダクトをご紹介しています。
職人の誇り、ブライドルレザーの匠心
グレンロイヤルではブライドルレザーを使い、多種多様なプロダクトをつくっています。元々、ブライドルレザーは馬具に使われていたこともあり、その頑強さは信頼に値します。また一方で、縫製や加工には技術を要する素材でもあります。しかし、かつてグレンロイヤルは、ロイヤルワラントの称号を持つメーカーのOEMを手がけていたこともあり、技術力の高い職人たちが時間と手間を惜しみなくかけています。細かなパーツ選びも吟味し、製品に応じて革の厚みを変える。扱いの難しいブライドルレザーでも随所に工夫を施しながら、妥協無きものづくりを続けています。
伝統と手仕事、ブライドルレザーの精髄
特筆すべきは、ブライドルレザーをつくるプロセス。まず皮から革へと変える工程では「ベジタブルタンニンなめし」を採用。植物の樹皮から抽出したタンニンの溶液に、長期間じっくりと革を浸け込むので、手間のかかる製法です。さらに、なめしの後には牛脂や蜜蝋を手作業で染み込ませたりと、なめしの前後でもさまざまな工程や工夫があります。非効率で時代から逆行しているようにも見えますが、すべては堅牢で型崩れしにくく、良質な革をつくるためなのです。
スコットランドの魂、品質と伝統の薫り
雄大で美しい風景や、気高く実直な人間性。そんな風土や気質を物語るようなものづくりがスコットランドでは行われています。世界的に有名なブランド、メーカーが存在し、老舗や“スコットランド発祥”というものが多くみられます。また、上質なニットウェアの産地として有名なホーウィックや、深い味わいで知られるスコッチウイスキーの中でもさらに上等とされるアイラウイスキーが生まれたアイラ島など様々なジャンルで「聖地」と呼ばれている特別な場所が、スコットランドにはあります。 これら高い品質を裏打ちしているのは“長い時間をかけて良い物をつくる、継承する”という文化が根付いているから。スコットランドが発祥として知られるタータンチェックは、200年以上も前から受け継がれる伝統的な柄です。日本で言う家紋のように、血族や地域の違いを表すシンボルでした。長い年月をかけてデザインとして育まれ、現在では約7000種類もの柄が存在している、とも言われています。 「MADE IN SCOTLAND(スコットランド製)」という言葉は、こうしたものづくりにおける高い評価や品質の高さ、長い年月をかけて洗練してきたデザイン性など様々な意味が込められています。

ブライドルレザーは今なお英国貴族のたしなみとして根付く、乗馬文化に端を発する天然 皮革です。手綱やくつわなど馬具用のレザーとしてつくられた歴史を持ち、落馬することがないよう磨き抜かれた強靭さが持ち味。その一方、しなやかさと美しい佇まい併せ持ち、それがこのレザーの魅力を高めています。 完成までは数か月を要し、高い技術力が必要です。そのため英国本国においても手掛けられるタンナーは数社のみ。グレンロイヤルではその希少なブライドルレザーを厳選し、高品質なレザーのみを扱っています。そのうえ、製品に合わせた5種類の厚みを用意するなど、あえて手間のかかるやり方を採用。それが実用性に富んだグレンロイヤルのプロダクトを生み出しているのです。
時を超える美と堅牢さ、ブライドルレザーの軌跡
馬具を発祥とし1000年以上の歴史を持つブライドルレザー。牛皮を原皮とし、様々な工程を経てレザーへと生まれ変わります。本来レザーは腐敗しやすく、柔軟性に乏しい素材です。その課題を解決するため、グレンロイヤルではレザーをタンニンの溶液に数か月間漬け込む「ベジタブルタンニンなめし」を採用。19世紀に英国人が発見した伝統的なこの製法により、 しなやかで経年変化を楽しめる革に変貌するのです。
グレンロイヤルのブライドルレザーは、使い込むほどに美しい光沢を纏うのが魅力です。それを支えるのが仕上げの工程。ベジタブルタンニンで鞣されたレザーに、職人が手作業で牛脂や蜜蝋を擦り込みます。油分をしっかり蓄えたレザーは堅牢で水に強く、経年変化とともに光沢感が増していきます。

手仕事によって牛脂や蜜蝋(ワックス)が擦り込まれるグレンロイヤルのブライドルレザー。染み込んだロウは繊維を引き締め、耐久性を高めます。防水性はもちろん、使い込むほどに光沢が現れ、美しさとしなやかさをもたらします。革の表面にはブルームと呼ばれる白い粉が吹いたようなものが見え、これはブライドルレザー特有の現象です。その正体は、革に擦り込まれた蜜蝋(ワックス)が浮き上がったもの。(個体差などにより、ブルームが浮き出ていない製品も存在します)。このブルームを乾いた布で拭く、あるいはブラッシングすることで深みのある輝きが生まれます。

上品な質感を実現するブライドルレザー。その大きな魅力のひとつは経年変化です。使うほどに美しい光沢と色の深みが増し、使い初めとは全く異なる表情に変化します。普段どんなところで保管しているのか、どのように鞄やポケットに入れているのか。そういった様々な条件がエイジングに現れるため、各々のライフスタイルに応じて表情が変わっていくのです。