DETAIL
ブランドを問わず最もベーシックなスタイルと言えばキャップトゥが筆頭に挙ります。オールデン#56201は、エレガントを軸としつつもアメリカらしい無骨な味を感じさせるデザインが魅力です。名作モディファイドラストの採用により類い稀なる履き心地に魅了される。プレーントゥやVチップにも同様にモディファイド作品が存在しますが、それらとはまた違った個性がパンチドキャップトゥにはあります。誠実さと男らしさが混在するオールデンらしい「ベーシック」は、英国靴とは異なるアメリカンスピリッツを感じます。
モディファイドラストは、もともと戦時中にハンディーキャッパー用として開発された木型でした。おそらく負傷兵達が、リハビリの時に快適に履ける木型という事で考案されたのでしょう。その流れを汲む木型ですから、足へのサポート性であったり、フィットする感覚は、他のどのブランドとも異なります。同じオールデン内でもバリーラストやミリタリーラスト、アバディーンラストetc・・・と数多く存在するラストと全くアプローチの異なる履き味を提供します。特にその存在を大きく感じさせてくれるのは、きつくショイプされた土踏まず部分の造形です。土踏まずをリフトアップする感覚は、一度履けばすぐわかる感動ものの素晴らしさです。
蜜月状態が続いているアメリカのタンナー(革屋)“ホーウィン社”から提供されている#8シェルコードバンレザーにも注目が集まっています。他社コードバンとは次元の異なる風合を実現した革で、オールドファンから新参者までを魅了する魅力溢れる仕上がりが自慢です。光沢の出方ひとつとっても違いますし、皺の入り方しかり革の柔軟性しかりです。足型にもよりますが、甲部分に浮き出る緩やかな2〜3本の横皺の優雅さは、ホーウィンシェルコードバンでしかなし得ない美しさだと断言しましょう。色の変化、艶のコントロール。趣味として楽しめる要素は満載です。
履き皺をオーナー自身が、狙って思い思いの部分に刻み込むという人もいるくらいで、オールデンのコードバンモデルにとって「皺」の存在意義は非常に大きいと言えます。ここまでのクオリティを維持するのも大変な昨今、原皮である馬革の確保も難しい状況となりつつあり2010年代以降は特に希少レザーとして珍重されるようになりました。だからこそ、基本的なケア方法を修得し、何十年も愛用し続けることが、本当の意味で道具との正しい付き合い方でありライフスタイルだと思います。さあ、アメリカの魂オールデンを楽しみましょう!!
サイズ換算表 (●=在庫あり)
サイズ |
センチ |
5.5D |
23.5-完売 |
6.0D |
24.0-完売 |
6.5D |
24.5-完売 |
7.0D |
25.0-完売 |
7.5D |
25.5-完売 |
8.0D |
26.0-完売 |
8.5D |
26.5-完売 |
9.0D |
27.0-完売 |
9.5D |
27.5-完売 |
10.0D |
28.0-完売 |
10.5D |
28.5-完売 |
11.0D |
29.0-完売 |
●サイズ感 (スタッフの足入れ感)
長=普通
幅=普通
甲=普通
踵=普通
●コメント
モディファイドラスト・Dウィズ。USサイズ採りです。土踏まず部分のアーチサポートが素晴らしい。指回りは開放的です。一度味わうと忘れる事ができない履き心地の良さ。
自分で測れる足長の簡易計測方法
●主な素材 ホーウィン | シェルコードバン
●内装素材 総本革張り
●底材材質 レザーソール+アーコヒール
●中敷 本革
●靴紐 綿丸紐ろう引き同色2.5mm
●アイレット 6穴
●底厚(コバ含) 前部 約9mm厚 後部約30mm厚
●重量or容量 約576g | サンプルsize8H
●履口高さ (単位=cm) サンプルsizeで計測
カカト=約5.8cm
外くるぶし=約5.9cm
内くるぶし=約4.3cm
●製造国 アメリカ