DETAIL
ユッタ ニューマンの作り出すレザーサンダルは、ラグジュアリーでありながら質実剛健でもある二面性が楽しめる作品です。1994年からニューヨーク市イーストビレッジにある彼女の工房で作り出されるサンダルは、フルハンドメイドで一足ずつ丁寧に作られているそうです。だからビルケンのように大量に作る事はできませんが、本物をこよなく愛するニューヨーカー達の間で話題をかっさらったのは言う間でもないとか。
サンダルでここまで値段の張るものは中々お目にかかれませんが、期待を裏切らない迫力のある作り込みは感動すら覚えます。特に超肉厚な天板と極端に曲げられたアーチ構造。ビルケンがフットベッドに肉盛りしたもので同様の効果を得ようとしているのに対して、ユッタ・ニューマンは構造そのもので足に完璧にフィットするように全体でバランスさせて作り上げているのが特徴的。
Petraは、他に比べてさほどでもないけれど、基本的にタイトフィットで履いてナチュラルエイジングが進む過程で足に馴染んで来ることを想定しながら履いて欲しいというのが、彼女の理想系なのだそう。頑強な作りは一目見て惚れてしまうオーラがあり、ちょっとやそっとでも壊れないだろうなぁと感じさせるフットベッド周囲に打ち込まれた釘の数々。とても女性が作ったとは思えない男性的な嗜好を感じるのは私だけでないと思います。
それでいて、上品さ、高級感も感じるのはやはり女性ならではのセンスなのでしょう。V字にカットアウトされた革は、オールドファッションカーフレザーと呼ばれる艶感のあるレザーをチェスナットに染色したもの。この部分も色が変化することで徐々に風合が増して来るに違いないですね。踵にちょこんと鎮座するアイコンの猫も愛嬌があって可愛いし面白い。ガチガチだけじゃなくてデザインも楽しんでという思いも感じる作品に仕上がっているのです。
スペック表 (●=在庫あり)
サイズ |
対応センチ |
天板全長 |
D7 |
25.5-完売 |
26.0 |
D8 |
26.0-完売 |
27.0 |
D9 |
27.0-完売 |
28.0 |
D10 |
27.5● |
28.5 |
●サイズ感 (スタッフの足入れ感)
長=普通
幅=普通
甲=普通
踵=普通
●コメント
「天板全長」内に収まる素足実測で、「トングからの前後長」も参考にお選びください(親指の又からの前後の長さ)。
このサンダルはストラップ部分が初期タイトに感じる場合がありますが、馴染みが悪い場合は、水で濡らして徹底的に履き込むことで馴染んで参ります。(ただし塩水は絶対×だそうです)
自分で測れる足長の簡易計測方法
●主な素材 Old Fashion Calf Leather
●内装素材 総本革張り
●底材材質 Birkウレタンソール
●中敷 本革
●底厚(コバ含) 前部 約20mm厚 後部約20mm厚
●重量or容量 約360g | サンプルsize10
●履口高さ (単位=cm) サンプルsizeで計測
カカト=約0cm
外くるぶし=約0cm
内くるぶし=約0cm
●製造国 アメリカ