DETAIL
イタリア人の独創的なセンスは、止まる事を知りません。FG475は、F.LLi GIacometti社のMarmoladaブランドで作られた登山靴とギリーシューズのハイブリットモデル。Theハイカーと呼んでいます。サンダル並みの涼しさと登山靴のタフさを両立させた一足ですが、こんな靴は初めて見ました。最初の戸惑いったらありませんでしたが、展示会から半年経って改めて見てみるとこれがイイと感じるからイタリア人のセンスは流石ですね。
FG105の作りをほぼ踏襲しておりウエルトはノルヴェジェーゼ製法を採用しています。1周○万円すると言われるチェーンステッチを搭載する特殊な技法を惜し気無く採用し、トレッキングにガッツリ使える腰下回りは安心感が高いです。それでいて、アッパーは、風通し抜群の30mm×10mmの四角い穴が4つ開いているのも特徴の一つ。この手の靴で通気性の高さを争ったり右に出るものはいないだろうなと思いました。
ソールは、ビスで堅牢に固定されるvibramラグソールを装備しています。このソールがまた良くて、タフで履き心地が素晴らしいのは、登山靴FG105で証明済みですね。素材はこれまた贅沢なエレファント。毎回この質感に溜め息が出てしまいますが、今回も胸に刺れる感動が半端ないです。ライニングのニュートロレザーの色合いも合っているんでしょうね。
履き心地がこれまた最高です。この部分は、FG105とは異なると感じた部分で、特に土踏まずへのフィット感とリフトアップ感は堪らない物が有りました。パっと見て大雑把な履き心地を想像しがちなんですが、これは良い意味で裏切られましたねぇ。木型と内装の設計施工が秀逸だとしか説明が付きません。私にとってはベストな足入れ感の一つになりそうです。デザイン的にも希少なのでお薦めしたい逸品です。
●同型モデル
同型モデルと比較する
●サイズ感 長さ=大きめ | 幅=普通 | 甲=普通
●コメント
●主な素材 ELEFANTE | エレファント
●底材材質 vibram sole | 前後ビス止め
●底厚(コバ含) 前部 約20mm厚 | 後部約40mm厚
●片足重量 約706g | サンプルsize41
●履き口高さ カカト=約6.5cm | 外踝=約cm | 内踝=約cm
※インソール形状により計測誤差が生じることがあります。参考数値として下さい。
●内装素材 総本革張り
●中敷 本革
●アイレット D管×2 | フック×3
●靴紐 石目コットンシューレース
●製造国 イタリア
●備考
羽根をしっかり閉じてこそ気持良く履ける靴です