ストーリーマークとは、「傷」ではなく、本革ならではの特性です。
革をまとった動物たちは、広い大地を駆け、枝や草に触れながら生きてきました。
そのため、本革にはしわや模様、色ムラ、血筋、トラ（筋模様）など、
それぞれの革が持つ自然な表情が刻まれています。

これらは均一に整えられた人工素材にはない、本革ならではの個性です。
その一方で、「欠陥」とは製品の性能、耐久性、または構造的な完全性に影響を与えるものを指します。
当社では少量生産の革製品を取り扱っており、鞣し方法や革の種類によって、
左右差やストーリーマークなどの個体差が生じることがあります。
しかし、これらの個体差が製品の品質や耐久性を損なうことはほとんどありません。

ストーリーマークは、本革製品の特徴の一つであり、自然なものとして存在していることをご理解ください。
こうした革本来の表情を感じながら、ご愛用いただければ幸いです。