トリッペン

トリッペンは、靴職人マイスター資格を持つミヒャエル・エーラーとデザイナーのアンジェラ・シュピーツの2人によって立ち上げられた。ストレスの少ない歩行という靴本来の機能を考えたフォーム。誰もが持つ自然の欲求をかたちにしたデザイン。高品質なマイリアルを敢て使うことで、無駄に捨てることのないエコロジー感。直接足に触れる部分は、植物タンニン加工に徹する。

trippen (トリッペン)

 

トリッペンとは


トリッペン購入前の基礎知識


トリッペンは、大きく分けてCLOSED、PENNA、X+OS、CUP、WOODのカテゴリーがあります。本国ドイツには他にも多数ありますが、日本ではアバンギャルドすぎるデザインの為これら5カテゴリーに分類されています。

CLOSEDは、トリッペンの歴史上重要なシリーズです。コンフォータブルな履き心地とWステッチダウン製法により構成されるシンプルな設計。丸い面構えで足元にボリュームを持たせ、全体的にゆったりとした足入れ感をお楽しみ頂けます。ユニセックスに愛され続けているシリーズです。

PENNAは、デザイナー自らが手彫りで型を作った柔らかいラバーソールが印象的です。クリスチャンであるアンジェラシュピーツの独創的なデザインとギリシャ神話やキリストを連想させるデザインを靴に取り入れたものが多数存在します。アンライニングの靴が多くフラットなソールを持ちます。安定感と長時間の歩行でも疲れにく設計は秀逸です。レディースが豊富ですが、メンズの展開もあります。

X+OSは、PENNAのハイソールタイプと思って下さい。ヒール高さは、約5程度の人気カテゴリーへと成長しつつあります。レディースのみの展開です。

WOODは、木製のフットベッドを使ったドイツに於ける和の心を感じ取れるシリーズです。モダンデザインで作られる下駄はこんな感じなのでしょう。様々なデザインがラインナップされています。

 


トリッペンの歴史と逸話


ユニバーサルデザインの概念を本格的に靴に導入し、実践し続けるブランドがこのトリッペン。1992年にドイツ・ベルリンのギャラリーで誕生した新興ブランドである。ドイツと言えばバウハウスやカトラリーなどドイツには使う者の立場を考えたユニバーサル・デザインへの感心・共感が根強く存在している。彼らの潜在意識の中にあって、常に人とモノのあるべき姿を考える事が、ユニバーサル・デザインへの帰結なのである。

トリッペンは、靴職人マイスター資格を持つミヒャエル・エーラーとデザイナーのアンジェラ・シュピーツの2人によって立ち上げられた。ストレスの少ない歩行という靴本来の機能を考えたフォーム。誰もが持つ自然の欲求をかたちにしたデザイン。高品質なマイリアルを敢て使うことで、無駄に捨てることのないエコロジー感。直接足に触れる部分は、植物タンニン加工に徹する。

特徴的な事の一つにオールソールリペアが可能な独特のソール縫製デザインは、もはやトリッペンの存在を確固たる物としたのである。彼らは言う、「きちんと手入れをすれば10年間は保ちます」「ただ美しいだけのリサイクルの早いラインには満足できない、クリエーターとしての責任感です」。モノ作りの今後の新たな方向性を模索する上でこの考え方は、全く持って同感である。



 


クオリティー


製造国:ドイツ・イタリア

Q,皮革は製造の段階で、チェックするのが普通と聞きますが、トリッペンに使用されている革は品質チェックは行われていますか?

A,高級靴ですとタンナー(革屋)との契約でチェックレベルを厳しくする事がございます。トリッペンは、ブランドコンセプトの一つにユニバーサルデザインと共に環境に優しい靴作りを目指している点で2度のデザイン賞を受賞致しました。

無駄な皮革の廃棄は当然環境破壊に繋がりますし、動物保護の観点からも極力廃棄しないように努力しているファクトリーブランドです。

過去にも例えば、ウォーリア、ワラン、ステイン…etcとありますが、通常他のタンナーやメーカーでは捨てている部分の革を敢て使用することで環境改善を計ろうとしているブランドです。

もちろん革の程度によっては製品ライン以前に弾くこともあります。

当店では、これまでにも数千足ほど取扱いさせて頂いておりますが、天然皮革ならではの痕跡(生前の傷や焼印の跡)などが含まれることは稀ではございません。

ご使用頂く上で、故障にはならないレベルで確かな検品作業が行われておりますが、トリッペン製品の天然皮革についてご理解頂きお買い求め頂くことで、ご自身も環境改善に一役買っているという思いでお買上げ頂ければ幸いです。

 


トリッペンの修理やメンテナンス


全てのトリッペン製品は、消耗パーツに関しては修理が可能です。また故障については、おおむね修理が可能な場合が多いです。

メンテナンス方法は、各商品ごとに異なります。適切な用品については、カタログページでご紹介しております。

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