ユニークなデザインが楽しい
ドイツのモダンシューズメーカー「trippen」の近年誕生したゴアスリッポン「OHMIC」をご紹介します。この靴は、私がYENの現代版と勝手にそう呼んでいる靴です。ベースはCLOSEDカテゴリーのダブルステッチダウン製法で、ゆったりとした足入れ感と心地よいフィット感のバランスに優れたスリッポンです。YENよりもモダナイズされたデザインが可愛くて、アイコニックなディテールが楽しい靴です。
YENとの違いは、アンライニングである点。その為、アッパーレザーがとても柔らかくて足馴染みがかなり良い靴なんです。革はWAWレザーというシボ感が楽しい牛革。トリッペンでは最もポピュラーな革のひとつです。ちなみにYENだとBOXレザーを使用するのが一般的です。この辺りもフィーリングの違いを楽しめる部分です。
「タレクチベラ」の唇?
デザインで独創的なところは、外周をグルっと一周する帯状の巻き革。見ようによっては「タレクチベラ」の唇のようですね(笑)特段機能的なパーツではなく、デザイン上のアクセントとして存在しているパーツですが、これが最初インパクトがあると思うのですが、ずっとみている内に段々と慣れてきて、このスタイルがとてもオシャレに感じるから不思議です。
フィット感と着脱
インサイド部分には、ゴア(エラスティック)が内蔵されています。このゴアは、YENよりも幅広く設定されていて、カットも異なります。実際に並べてみるとシルエットもディテールも全然違うことに気が付きます。似ているのは、脱ぎ履きの快適さ。靴べらさえあれば、サクサクと着脱できるのはとても楽です。
万能Vigor
靴底は、Vigorソール。simpleソールのハイグリップ版。ソール表面にシュリンクされた縮れパターンが施されています。クッション性が良く、耐摩耗性もそこそこ良いので、長期間楽しむことができます。また、ソールが摩耗してしまっても、ソール交換修理も可能です。その際、別パターンのソールへ交換することも可能。現状trippenソールかsimpleソールへの交換ならOKだと思います。
合わせやすいデザイン
シンプルでモダンなデザインの靴なので、思っているよりも合わせやすい靴です。そして、めちゃめちゃ気持ち良い!。試着時ですぐに分かると思いますが、これなら1日履いていても疲れないだろうなと実感できると思います。履くと分かるんですが、いつものトリッペンよりも少しゆとりを感じさせるので、もし2つのサイズで迷っているなら下のサイズを選ぶと良いでしょう。
世界から評価され続けるトリッペン
オブリークトゥ形状で足に馴染みやすいゆとりのあるシルエットが魅力です。Closed木型の真骨頂とも言えるコンフォート性能。つまり快適さは、何物にも変え難く、この開放感を味わうとトリッペンに病みつきになってしまうことでしょう。トリッペン社が、Closedシリーズで得た多くのデザイン賞は、見た目のユニークさだけではなく、環境に優しく、快適なライフスタイルを送ることができる靴という点でも評価されているのです。
動画
いかがだったでしょうか。快適な1日を過ごせる靴としてトリッペンが提案するカジュアルシューズOHMIC。クラシカルな靴とは真逆の位置に存在する靴ですが、一度でもトリッペンの世界に触れれば、その良さを味わって頂けると思います!
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